【成分解析】『松山油脂 肌をうるおす保湿乳液』の使用感と配合成分の特徴を解説
肌をうるおす保湿乳液は、高保湿ながらべたつかない乳液として人気を集めています。
シリーズを通して配合している5種のセラミドとダイズ種子エキスでうるおいを与え、ラフィノースというべたつきにくい成分で水分の蒸発を防いでくれます。
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- 20代男性 乾燥肌
本記事では、肌をうるおす保湿乳液を1ヶ月使ってみた感想と、成分の特徴をお伝えします。
肌をうるおす保湿乳液とは
肌をうるおす保湿乳液は、べたつかない乳液として人気を集めています。
保湿乳液は「ラフィノース」というべたつきにくい保湿成分を配合。
高保湿乳液に起こりがちなべたつきを抑えつつ、しっかりと保湿してくれます。
商品情報
内容量 | 95ml |
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定価価格 | 税込1,430円 |
肌タイプ | 乾燥肌、混合肌、脂性肌 |
訴求成分
角質層に水分を取り込み、保つ | BG グリセリン 水添レシチン 1,2-ヘキサンジオール ダイズ発酵エキス ダイズステロール セラミド1 セラミド2 セラミド3 セラミド5 セラミド6Ⅱ ジラウロイルグルタミン酸リシンNa |
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肌にハリを与える | ダイズ種子エキス |
べたつきを抑え、うるおいを保つ | ラフィノース |
水分の蒸発を防ぐ | トリグリセリル ハイブリットヒマワリ油 コメヌカ油 ダイズ油 スクワラン ベヘニルアルコール |
注目成分
保湿乳液には、肌のうるおいを守る成分が多く配合されています。
なかでも注目したい成分を3つ紹介します。
セラミド
保湿浸透水には、以下5種のセラミドが配合されています。
- セラミド1:外部刺激からのバリア機能
- セラミド2:水分保持機能の促進
- セラミド3:水分保持機能、シワ軽減機能
- セラミド5:角質層の脂質バリア層を作り、維持する機能
- セラミド6Ⅱ:水分保持機能、ターンオーバー機能、シワ軽減機能の促進
これらはヒト型セラミドという、肌のうるおいを保つ細胞間脂質をつくるセラミドに似た成分です。
保湿乳液に含まれるセラミドは、酵母やパーム、ヤシ、トウモロコシから抽出されています。
セラミドは保湿力が高く、保湿に特化した化粧水や乳液、美容液などによく含まれる成分です。
ダイズ種子エキス
ダイズ種子エキスは、下記5つの効果を持ち合わせています。
- 水分保持効果
- 色素沈着抑制効果
- アンチエイジング効果
- 皮脂分泌抑制効果
- 抑毛効果
ダイズ種子エキスは、リシンなどのアミノ酸を多く含んでいます。
角質層にある「天然保湿因子(NMF)」はアミノ酸が主成分となっており、ダイズ種子エキスを角質層へ取り込むことで肌の水分保持作用を高める効果があります。
ラフィノース
ラフィノースはオリゴ糖の一種です。
オリゴ糖は肌の保水機能を高める効果がある一方、べたつきやすいという特徴があります。
そのため、高保湿な乳液はオリゴ糖を含んでおりべたつくことが多いのです。
ラフィノースもオリゴ糖の一種ですが、例外的にべたつきにくいとされています。
そのうえで高い保湿力も維持している、化粧水や乳液に最適な成分なのです。
FANCLは、ラフィノースを配合していない化粧水をつけた場合と配合している化粧水をつけた場合の経過を調査しました。
調査の結果、ラフィノースを配合している化粧水をつけた場合は水分蒸発量を抑えられることが分かりました。
肌をうるおす保湿乳液に対する個人的評価
肌をうるおす保湿乳液は高保湿ながらべたつかない、満足度の高い乳液です。
ただ、乾燥肌の方にとっては持続力は少し足りないかもしれません。保湿クリームと合わせての使用をおすすめします。
しかし、べたつかずにしっかりと保湿できる乳液は思いのほか少ないです。
乳液のべたつきが気になる混合肌・脂性肌の方にとってはもってこいの乳液ではないでしょうか。
-
- 保湿力
- 4
-
- 手頃さ
- 4.5
-
- 肌荒れしづらさ
- 4.5
-
- べたつきづらさ
- 5
-
- 伸び
- 5
肌をうるおす保湿乳液の良いところ
保湿乳液は、とても完成度の高い乳液だと感じました。
ここでは、どのようなところが良かったのか具体的にお伝えします。
高保湿ながらべたつきにくい
保湿乳液はラフィノースを配合しているため、高保湿ながらべたつきにくいと感じました。
過剰に皮脂が分泌されやすい男性は、特に乳液のべたつきを気にする方が多い傾向にあります。
乳液で水分蒸発をしっかり防ぐことが皮脂の過剰分泌抑制につながります。
しかし、乳液のべたつきが気になって使用を継続できなければ本末転倒です。
保湿乳液はべたつきを抑えつつしっかりと水分蒸発を防ぐため、皮脂が出やすい方でも使いやすいでしょう。
肌がしっとりとした触感になる
保湿乳液はハイブリッドヒマワリ油やスクワランなど、エモリエント効果を持つ成分を配合しています。
これらの成分によって肌を柔らげることができ、しっとりとした触感になります。
水分と油分をバランス良く保った柔らかい肌は、肌の水分蒸発を防ぐことができます。
また、外部からの刺激に対するバリア機能も活性化されます。
肌をうるおす保湿乳液の気になるところ
肌をうるおす保湿乳液を使っていて、気になるところが2点ありました。
乳液単体での持続力が欠ける
混合肌・脂性肌の方であれば乳液でも十分に保湿できるかと思いますが、乾燥肌の私には保湿力が少しだけ物足りないと感じてしまいました。
提供元の松山油脂も、保湿乳液単体での利用は混合肌・脂性肌の方にのみ勧めています。
乾燥が気になる方には、保湿乳液と保湿クリームを合わせての使用または保湿クリームの使用を推奨しています。
「保湿浸透水バランシング」を選ばれた、混合肌・脂性肌の方におすすめです。
内容量がやや少ない
肌をうるおす保湿乳液は95mlと、他ブランドの乳液と比較してやや少な目で提供されています。
(他ブランドは100~120mlの乳液が多い)
伸びが良いため少量でも保湿することはできます。私の使用ペースだと、2〜3ヶ月は使えそうです。
数ヶ月は使えるとはいえ、内容量がやや少ないことは念頭において購入を検討してみてください。
肌をうるおす保湿乳液を使った人の口コミ
これまで、私自身が1ヶ月使ってみたうえでの感想をお伝えしてきました。
ここでは、肌をうるおす保湿乳液を使った人に寄せられている口コミを紹介します。
このお値段で、この使い心地。とても満足しています。
ほんの少しでもよく伸び、顔全体をしっとりさせられます。
セラミドが入っており、保湿力があります。敏感肌の私でも使えました。
年齢的に乾燥が気になる頃ですが、まだいけると思えるくらいにしっとりしています。
肌をうるおす保湿乳液のまとめ
今回は肌をうるおす保湿乳液についてまとめました。
高保湿ながらべたつかない、数少ない乳液です。
乳液のべたつきが気になる方にはぴったりな乳液ではないでしょうか。
肌が変わればオトコは変わります。
自身の肌質との相性をみて、肌をうるおす保湿乳液の使用を検討してみてください。