【成分解析】『松山油脂 肌をうるおす保湿洗顔フォーム』の使用感と配合成分の特徴を解説
肌をうるおす保湿洗顔フォームは、松山油脂が提供する『肌をうるおす保湿スキンケア』シリーズの洗顔料です。
乾燥しやすい肌にあわせて提供されているのが、肌をうるおす保湿洗顔フォームの特徴です。
ダイズ種子エキスと加水分解タンパクで水分保持機能を高め、グリセリンとダイズ油で水分蒸発を抑えるつくりになっています。
ここで、私のプロフィールをご紹介します。
- コスメコンシェルジュ資格 保有
- 男性におすすめの化粧品を紹介
- 20代男性 乾燥肌
本記事では、肌をうるおす保湿洗顔フォームを1ヶ月使ってみた感想と、成分の特徴をお伝えします。
肌をうるおす保湿洗顔フォームとは
肌をうるおす保湿スキンケアシリーズは、洗顔に用いる商品として『保湿洗顔石けん』と『保湿洗顔フォーム』を提供しています。
保湿洗顔フォームは保湿洗顔石けんと比べると、しっとりとした洗い上がりになるのが特徴です。
洗顔ネットに少量とるだけでも、キメ細かい泡が膨らみます。肌と密着するため汚れはしっかり落としつつ、つっぱり感がないよう保湿もできる優れものです。
商品情報
内容量 | 100g |
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定価価格 | 税込1,100円 |
肌タイプ | 乾燥肌、混合肌 |
訴求成分
角質層に水分を取り込み、保つ | BG グリセリン ソルビトール ダイズ種子エキス 加水分解タンパク ベタイン コメヌカエキス |
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水分の蒸発を防ぐ | ダイズ油 ミスリチン酸 ラウリン酸 ステアリン酸 パルミチン酸 ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) |
皮脂汚れを落とす | カリ石けん素地 |
注目成分
保湿洗顔フォームは『保湿』に重きを置いているため、保湿成分を多く含んでいます。
配合されているなかで、注目したい成分について解説します。
ダイズ種子エキス
ダイズ種子エキスは化粧品の成分として20年以上使用されている、一般的に安全性を認められている成分です。
下記5つの効果を持ち合わせています。
- 水分保持効果
- 色素沈着抑制効果
- アンチエイジング効果
- 皮脂分泌抑制効果
- 抑毛効果
ダイズ種子エキスはリシンなどのアミノ酸を含んでいます。
角質層の水分を保持する役割を持つ「天然保湿因子(NMF)」は、アミノ酸が主成分です。アミノ酸を含んだダイズ種子エキスを角質層に取り込むことで、肌の水分保持作用を高められる効果があります。
加水分解ダイズタンパク
加水分解ダイズタンパクとは、ダイズに含まれるたんぱく質に水を加えて分解したものです。
分子が小さいため浸透しやすく、角質層の水分保持機能を高める効果があります。
グリセリン
グリセリンは、肌に浸透して水分を保持する効果、空気中の水分を吸着する効果をあわせ持っています。粘性を持つ液体で、とろみのある化粧水などによく配合されています。
グリセリンは高い保湿効果を持つため、多くの化粧品に含まれています。
しかし、ニキビの原因となるアクネ菌のエサになる性質を持ち合わせていることから、グリセリン配合の化粧品を避ける人もいます。
ニキビ肌で悩んでいる方は、自身の肌とグリセリンの相性を加味しつつ、使用を検討すると良いかもしれません。
ダイズ油
ダイズ油は、肌の水分蒸発を抑え、肌に柔軟性やなめらかさを与えるエモリエント効果があります。
中国では約3000年前から、日本では約1800年前から使用されている、歴史ある化粧品原料です。現在は米国・ブラジル・アルゼンチンが主要な生産国となっています。
肌をうるおす保湿洗顔フォームに対する個人的評価
肌をうるおす保湿洗顔フォームを1ヶ月使ってみた感触から、5つの項目で評価してみました。
-
- 洗浄力
- 3
-
- 手頃さ
- 4.5
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- 肌荒れしづらさ
- 4.5
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- 保湿力
- 5
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- 泡立ち
- 5
保湿に重きをおいて洗浄力を強くし過ぎないようにしていることもあり、洗浄力は控えめになっています。
保湿洗顔フォームには保湿成分が多く含まれているため、保湿力は十分だと感じました。肌がつっぱる感覚はありません。
泡立ちのキメ細かさ、肌荒れのしづらさに関しても、他ブランドと比較して非常に高い水準の商品です。
肌をうるおす保湿洗顔フォームの良いところ
洗浄力は好みと肌質次第ですが、全体を通して大満足の洗顔料です。ここでは、どのようなところが良いのか、具体的に掘り下げていきます。
汚れを落としつつ、乾燥を防ぐ
保湿洗顔フォームは肌のうるおいを奪い過ぎないよう、洗浄力は控えめ。 そのうえで保湿成分を多く含んでおり、洗顔後のつっぱり感を抑えています。
洗顔はスキンケアの工程のなかで、最もデリケートです。
スキンケアにおけるほとんどの工程は「肌をうるおす」ためにありますが、洗顔だけはうるおいを守っている皮脂を洗い流す工程です。そのため、保湿を意識しておかないと、肌にダメージを与える原因にもなります。
乾燥しやすいデリケートな肌を守るために、保湿洗顔フォームはおすすめです。
キメ細かい泡立ち
保湿洗顔フォームを洗顔ネットで泡立てると、非常にキメ細かい泡が出来上がります。
肌の汚れを漏れなく落とすには、泡の密着度合いが大切です。
キメ細かい泡で肌と密着することで、毛穴の奥にある汚れまで吸着し、汚れを洗い流してくれます。
脂性肌とまではいかないまでも皮脂汚れが気になるという方にはちょうどいい洗顔フォームかもしれません。
手に取りやすい価格帯
保湿洗顔フォームは税込1,100円で販売されています。
少量で十分泡立つため、1本で3ヶ月程度持つのではないかと思います。ひと月当たり400円以下で使用できる、比較的低価格帯の洗顔フォームと言えるでしょう。
化粧品は肌と合うものを見つけたら、長く使い続けることになります。そうなると、家計に負担をかけ過ぎないということも大切です。
手に取りやすい価格帯で提供されている保湿洗顔フォームは、普段使いしやすいのではないでしょうか。
肌をうるおす保湿洗顔フォームの気になるところ
どの角度から見ても完成度の高い洗顔料ですが、1点気になるところもありました。
原料臭がする
肌をうるおす保湿スキンケアは敏感肌の方でも使い続けられるよう、香料などの刺激性物質は含まずにつくられています。そのため、原料の香りがそのまま製品の香りとなります。
原料の香りは肌をうるおす保湿スキンケアシリーズの優しさの表れですが、苦手に感じる方もいるかもしれません。
肌をうるおす保湿洗顔フォームを使った人の口コミ
これまで、私自身が1ヶ月使ってみた感想をお伝えしてきました。
ここでは、肌をうるおす保湿洗顔フォームを使った方から寄せられている口コミを紹介します。
このシリーズを使用してから、肌の調子が良くなりました。香料が含まれていないのも気に入っています。
かなりの敏感肌ですが、かゆみが出ることなく、乾燥することもなく快適に使えています。毛穴汚れもほどほどに取れています。
つっぱる感覚がなく、買って正解でした。
肌をうるおす保湿洗顔フォームのまとめ
今回は肌をうるおす保湿洗顔フォームについてまとめました。
これまで数多くの洗顔料を使ってきましたが、つっぱり感のなさ、うるおいともに抜群だと感じました。
定価で倍近い『Nile 濃密泡洗顔』と同等のクオリティです。
洗顔はスキンケアのなかで、最もデリケートな工程です。肌にダメージを与えない配慮が求められます。
肌をうるおす保湿洗顔フォームは、肌が乾燥しやすい、荒れやすいという方におすすめの洗顔料です。気になる方は一度手に取ってみてください。