「怪しい」という噂もある『Nile 洗顔料・化粧水・乳液』を1ヶ月使ってみた
当記事執筆後にNileはリニューアルしています。当記事の内容は、リニューアル前の製品を使用してまとめたものとご理解ください。
「高品質な化粧品で乾燥対策を極めたい」
そう思い、高保湿で人気のNileを購入しました。
Amazonなどで高評価のレビューが多数集まっていますが、それが逆に怪しいという声も上がっています。
実際に使ってみると一長一短あり、好みが分かれそうというのが率直な感想です。
ここで、私のプロフィールを紹介します。
- コスメコンシェルジュ資格 保有
- 男性におすすめの化粧品を紹介
- 20代男性 乾燥肌
今回は、Nileを実際に使ってみた感想をお伝えします。
『Nile』とは
Nileは、「ラグジュアリーバスタイム」を掲げてスキンケアやボディケア、ヘアケア用品を提供しています。
Nileの特徴は何と言っても「ラフランスの香り」。洗顔、化粧水、乳液ともにラフランスの香りがします。
NileをAmazonで購入すると、レビューキャンペーンの案内が同封されています。Amazonでレビューを書くと500円分のAmazonギフト券をもらえるというものです。(2021年12月に購入した際の内容)
高評価でレビューするように書かれているわけではないので問題ないですが、ブランドのネームバリュー以上にレビューが集まっているのはこのためとみて良いでしょう。「怪しい」と言われるゆえんはレビューキャンペーンにあるかもしれません。
保湿成分
ヒアルロン酸 | コラーゲン | セラミド |
○ | ○ | ○ |
Nile ホワイトクレイフェイスウォッシュ(濃密泡洗顔)
Nileの洗顔料は皮脂汚れ落とし、乾燥対策、敏感肌ケア、ニキビ対策すべてに長けた万能型の洗顔料です。
洗顔料で違いを感じることはあまりありませんが、Nileの洗顔料は「これは良いかもしれない」と感じました。
フランスの火山から採集されたホワイトクレイを配合しており、毛穴の奥に詰まった皮脂汚れを取り除いてくれます。
また、ヒアルロン酸やセラミド、ハトムギ種子などの保湿成分も配合しており、洗顔後のつっぱり感を防いでくれます。
加えて、ニキビ対策成分のグリチルリチン酸2Kも配合しています。
150gで税込2,200円とかなり高価な洗顔料ですが、肌荒れに強い悩みを抱えている方は使ってみると良いかもしれません。
内容量 | 150g |
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定価価格 | 税込2,200円 |
肌タイプ | 全肌タイプ |
Nile ホワイトローション(高保湿化粧水)
Nileの化粧水はジェル状になっています。
グリセリンという吸湿性の高い成分を多く配合しており、空気中の水分を肌内部へと取り込んでいきます。
また、グリセリンは水分を閉じ込める保湿力も高く、うるおいが持続しやすくなっています。
冬の本格的な乾燥にも対応できる高保湿な化粧水です。
内容量 | 150ml |
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定価価格 | 税込2,480円 |
肌タイプ | 乾燥肌 |
Nile ディープエマルジョン(乳液)
ユズ果実エキスに含まれるセラミドを取り込むことで潤いを保つ乳液。
乳液ながら油性保湿成分をほとんど配合しておらず、おもに水溶性保湿成分で構成されています。(水溶性保湿成分:肌深部にある角質層まで浸透して保湿する成分)
そのため、塗った後のべたつきがまったくないのが特徴的です。
目玉成分はユズ果実エキスとアロエエキス。
ユズ果実エキスには保湿効果の高いセラミドが配合されています。
また、アロエに含まれる「植物スチロール」という成分にはコラーゲンやヒアルロン酸を増やす効果があります。
乳液はヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドといった保湿成分を取り込み、肌内部で増やす役割を担っています。
水分を取り込むことに長けている高保湿化粧水と一緒に使うことで、高い保湿効果を得られるでしょう。
内容量 | 150ml |
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定価価格 | 税込2,280円 |
肌タイプ | 乾燥肌 |
Nileに対する個人的評価
Nileの洗顔料・化粧水・乳液を実際に使ってみたうえでの個人的な評価をお伝えします。
シリーズを通してNileを使ってみて、「ちょっと高価格帯だけど、好きな人は好きそう」と感じました。
洗顔料・化粧水・乳液それぞれの評価は以下の通りです。
洗顔料
-
- 洗浄力
- 4
-
- 手頃さ
- 3
-
- 肌荒れしづらさ
- 3.5
-
- 保湿力
- 5
-
- 泡立ち
- 3
高保湿化粧水
-
- 保湿力
- 4
-
- 手頃さ
- 3
-
- 肌荒れしづらさ
- 3.5
-
- べたつきづらさ
- 2
-
- 浸透力
- 2
乳液
-
- 保湿力
- 4
-
- 手頃さ
- 3
-
- 肌荒れしづらさ
- 3.5
-
- べたつきづらさ
- 5
-
- 伸び
- 5
洗顔料は保湿力が高く、肌を柔らかくする効果があると感じました。洗顔料としてはやや高価格帯にあたりますが、保湿力を重視するのであればとてもおすすめです。
化粧水ははじめの印象は良かったですが、使っていくうちにインナードライを感じるようになりました。ジェル状ゆえ浸透力が低く、角質層から乾燥してしまいます。
乳液は油分が少ない分、今まで使ったもののなかで最もべたつき感がありませんでした。乳液のべたつきが気になる方にはうってつけです。
Nileの良いところ
ここでは、Nileの洗顔料・化粧水・乳液を実際に使ってみて感じた良いところをお伝えします。
洗顔後のつっぱり感がない
Nileの洗顔料は使用後につっぱる感覚がまったくありませんでした。
つっぱりを感じない洗顔料は稀で、うるおい成分が有効に作用していると考えられます。
また、僕自身が使ってみた感覚値ですが、Nileの洗顔料は使用後に肌が柔らかくなる感覚がありました。無印良品の導入化粧液をつけたときと似た感覚です。
おかげでジェル状の化粧水もある程度角質層まで浸透していきました。
僕は洗顔料にあまり多額の費用をかけることを推奨していませんが、洗顔で悩んでいる方がいればNileの洗顔料はおすすめです。
ジェル状の化粧水でうるおい長持ち
Nileの化粧水はジェル状になっており、持続性に長けています。
肌は乾燥している時間が長ければ長いほどダメージを受けていきます。そのため、うるおいを持続させて肌を乾燥させないことが化粧水に求められます。
乾燥肌の僕自身でも朝つけた化粧水が夜まで残っていたので、うるおいの持続性はかなり高いとみて良いでしょう。
本当にラフランスの香りがする
「○○の香り」という謳い文句は実態とかけ離れていることも多く、Nileも同様だろうと思っていました。
しかし実際に使ってみると、本当にラフランスの香りがしました。
化粧品が香水代わりにもなると思うと、やや高価格帯のNileもお手頃に感じるかもしれないですね。
Nileの気になるところ
これまではNileを実際に使ってみて感じた良いところをお伝えしてきましたが、ここでは気になるところをお伝えします。
洗顔料の泡立ちはあまり良くない
洗顔料の保湿力には感動を覚えましたが、泡立ちはあまり良くないと感じました。
洗顔料は泡で洗うのが鉄則です。
きめ細かい泡を立てることで肌との密着度が上がり、それによって皮脂汚れをくまなく吸着して行きます。
泡立ちが良くない洗顔料だと肌との密着度合いが落ち、毛穴の奥に詰まった汚れを取りにくくなります。そういった面でNileの洗顔料は少し頼りなさを感じました。
化粧水が浸透しにくい
化粧水はジェル状ゆえ、角質層まで浸透しにくい感覚がありました。
洗顔料が肌を柔らかくする分浸透しやすくなりますが、他ブランドの洗顔料と合わせて使用するとなかなか浸透しなかったです。
無印良品 高保湿タイプ化粧水の方が角質層まで届く浸透力を感じました。
乾燥対策を突き詰めるのであれば、洗顔後に無印良品の化粧水をつけて、その上からNileの高保湿化粧水をつけるとより高い保湿効果を得られるかもしれません。
やや高額
購入前から分かっていたことではありますが、Nileはシリーズを通してやや高価格帯に設定されています。
成分や使用感を考えれば高額でも申し分ないですが、スキンケア予算をあまり割けない人、これからスキンケアを始める人にとっては近寄りがたさを感じるでしょう。
費用の高さが気になるときは無理をせず、負担に感じないところから始めてみると良いでしょう。
Nileを使った人の口コミ
これまで、僕自身が実際に使ってみて感じたことをお伝えしてきました。
最後に、Nileを使った人の口コミをお届けします。
私だけでなく、様々な人の意見を取り入れながら購入を検討してみてください。
スキンケアのみならず、シャンプーまで含めてNileを使っています。
Nileの洗顔は使用後に肌がもちもちするので、化粧水が浸透しやすくておすすめです。
ジェル状の化粧水に少し驚きがありましたが、べたつく感覚はなく使いやすかったです。潤いが長持ちするのでオイリー肌が気にならなくなりました。
乳液を使っていて、最初は少し物足りない気がしました。しかし、使い続けていくと肌がもちもちしてきます。
肌の調子が良く、初対面の人には若く見られるようになりました。
洗顔料、ものは良いですが値段が高過ぎますね。
化粧水がなかなか浸透しにくい。
Nileのオールインワン化粧水の方が浸透しやすかった。
Nileのまとめ
Nileをシリーズ通して使ってみて、一長一短あるブランドだと感じました。保湿力の高さは魅力的ですが、浸透力や価格にはやや難があり、好みが分かれそうです。
これからスキンケアを始める方にはおすすめしませんが、変わり種として楽しみたい方はぜひ手に取ってみてください。