【成分解析】『無印良品スキンケア 敏感肌シリーズ』の使用感と配合成分の特徴を解説
無印良品は肌質に合わせて、5つのスキンケアシリーズを提供しています。
- 敏感肌シリーズ
- クリアケアシリーズ
- ハーバルシリーズ
- エイジングケアシリーズ
- 薬用美白シリーズ
無印良品はどのシリーズも価格を抑えていますが、敏感肌シリーズはなかでも最も低価格で提供されています。
ここで、私のプロフィールを紹介します。
- コスメコンシェルジュ資格 保有
- 男性におすすめの化粧品を紹介
- 20代男性 乾燥肌
本記事では、無印良品の敏感肌シリーズを1ヶ月使ってみた感想と、成分の特徴をお伝えします。
『無印良品 敏感肌シリーズ』とは
敏感肌シリーズは無印良品スキンケアのなかで最もお手頃価格で、定番のシリーズとされています。
ファッションについて発信しているMBチャンネルさんも日常的に無印良品のスキンケア用品を使っているとYoutubeで語っていました。
今回紹介する5つの商品は、導入化粧液を除けばすべて税込1,000円未満で購入できます。そのお手頃さが敏感肌シリーズの持ち味です。
乾燥対策の5ステップ
肌が乾燥しやすい方には、保湿を徹底することをおすすめします。
乾燥肌の私は、無印良品の敏感肌シリーズを使って5ステップの乾燥対策をしました。
- 洗顔(汚れを落とす)
- 導入化粧液(化粧水の浸透力を上げる)
- 化粧水(水分と保湿成分を取り込む)
- 乳液(水分と保湿成分を閉じ込める)
- クリーム(水分と保湿成分を閉じ込める)
洗顔は、スキンケアの準備工程にあたります。
皮脂汚れやほこりなどを落としていきます。
導入化粧液は肌を柔らかくする効果があり、化粧水を角質層まで浸透させやすくしてくれます。
化粧水はスキンケアにおいて特に大切です。
水分と保湿成分を角質層へ取り込み、肌をうるおします。
肌が化粧水を吸収できなくなるまで、何度も繰り返していきましょう。
乳液とクリームはいずれも「水分と保湿成分を閉じ込めること」を目的としていますが、油分の配合率に違いがあります。
乳液は角質層まで浸透する水溶性保湿成分と、皮膚表面に留まる油性保湿成分がバランス良く配合されています。一方、クリームは油性保湿成分を多く配合しています。
クリームの方が保湿力は高いものの、べたつきやすいという難点があるため、乳液とクリームどちらもバランスよく使うのが良いとされています。
今回使用した5つのアイテム
今回は敏感肌シリーズの5つの商品を使用してみました。
ここでは、それぞれの特徴をお伝えします。
商品情報
内容量 | マイルド保湿洗顔フォーム:100g 導入化粧液:200ml 高保湿タイプ化粧水:200ml 高保湿タイプ乳液:200ml 敏感肌用クリーム:50g |
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定価価格 | マイルド保湿洗顔フォーム:税込590円 導入化粧液:税込1,290円 高保湿タイプ化粧水:税込690円 高保湿タイプ乳液:税込780円 敏感肌用クリーム:税込950円 |
肌タイプ | 乾燥肌、敏感肌 |
無印良品『マイルド保湿洗顔フォーム』
マイルド保湿洗顔フォームは、敏感肌の人に向けて刺激物質を極力省いて作られている洗顔フォームです。アルコールや鉱物油、香料などを含まないため、肌が荒れやすい方でも使いやすいとされています。
モモの葉やアンズなどの天然うるおい成分が配合されています。
感動するほどの保湿力は感じませんでしたが、価格を考えれば十分な洗顔料です。
(マイルド保湿洗顔フォームのみ、Amazonよりも店頭の方が安価で購入できます)
商品情報
内容量 | 100g |
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定価価格 | 税込590円 |
肌タイプ | 乾燥肌、敏感肌 |
訴求成分
角質層に水分を取り込み、保つ | BG |
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水分の蒸発を防ぐ | ステアリン酸 グリセリン ミリスチン酸 ラウリン酸 パルミチン酸 ポリクオタニウム-51 オリーブ果実油 |
皮脂汚れを落とす | 水酸化カリウム ラウリミノ二酢酸2Na PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na 水酸化ナトリウム |
肌を柔らかくする | オレンジ果汁 |
皮膚の炎症を抑える | アンズ果汁 モモ葉エキス |
無印良品『導入化粧液』
導入化粧液は化粧水をつける前に使うもので、肌を柔らかくし、角質層まで化粧水を浸透しやすくさせるものです。プレ化粧水と呼ばれることもあります。無印良品のスキンケアシリーズのなかでも特に注目を集めている人気の商品です。
導入化粧液の効果を実感したのは、使い始めて1週間ほどした頃。化粧水の浸透力が以前よりも上がっていることに気付きました。
商品情報
内容量 | 200ml |
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定価価格 | 税込1,290円 |
肌タイプ | 全肌タイプ |
訴求成分
角質層に水分を取り込み、保つ | プロパンジオール DPG ミツバアケビ茎エキス ジャノヒゲ根エキス コメヌカエキス ヒアルロン酸Na BG |
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肌を柔らかくする | オレイルアルコール |
ターンオーバーを促進する | ツバキ種子エキス |
水分の蒸発を抑える | ポリクオタニウム-51 グリセリン |
毛穴を引き締める | クエン酸 |
皮膚の炎症を抑える | アンズ果汁 スベリヒユエキス |
無印良品『敏感肌用 化粧水 高保湿タイプ』
敏感肌シリーズでは、化粧水を3つのタイプに分けて提供しています。
- さっぱりタイプ
- しっとりタイプ
- 高保湿タイプ
さっぱりタイプとしっとりタイプは200mlで税込580円、高保湿タイプは200mlで税込690円です。私は乾燥肌なので、高保湿タイプの化粧水を選びました。
無印良品の店頭には基本的にテスターが置いてあります。気になる方は一度試しに使ってみてください。
商品情報
内容量 | 200ml |
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定価価格 | 税込690円 |
肌タイプ | 乾燥肌、敏感肌 |
訴求成分
角質層に水分を取り込み、保つ | DPG グリセリン ジグリセリン 加水分解水添デンプン ヒアルロン酸Na BG PCA-Na |
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水分の蒸発を防ぐ | ポリクオタニウム-51 |
毛穴を引き締める | クエン酸 |
皮膚の炎症を抑える | アラントイン スベリヒユエキス |
無印良品『敏感肌用 乳液 高保湿タイプ』
敏感肌シリーズでは、乳液も同様に3つのタイプに分けて提供されています。
- さっぱりタイプ
- しっとりタイプ
- 高保湿タイプ
私は乾燥肌なので、高保湿タイプの乳液を選びました。
使ってみた感触では、いたってシンプルな乳液です。香料を含まないため香りはほとんどなく、保湿することに特化しています。高保湿タイプなだけあって油分が多く、よほど乾燥していない限りクリームなしでも十分なくらい、しっかりと水分を閉じ込めてくれます。
商品情報
内容量 | 200ml |
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定価価格 | 税込780円 |
肌タイプ | 乾燥肌、敏感肌 |
訴求成分
角質層に水分を取り込み、保つ | DPG グリセリン 加水分解水添デンプン BG |
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水分の蒸発を防ぐ | オリーブ果実油 ホホバ種子油 ポリクオタニウム-51 カルボマー キサンタンガム |
肌にハリを与える | アルギニン |
血行を促進して肌を明るくする | トコフェロール |
皮膚の炎症を防ぐ | アラントイン スベリヒユエキス |
無印良品『敏感肌用 保湿クリーム』
敏感肌用の保湿クリームは冬の乾燥が強い時期に使いやすい商品です。
乳液だけでも十分保湿効果はありますが、冬が深くなるにつれて乾燥も強くなっていきます。ほかの時期は乳液だけで保湿できていても、冬になるとそうもいかないこともあります。
普段のスキンケアは洗顔・導入化粧水・化粧水・乳液の4つでおこない、乾燥が強い時期は保湿クリームを追加するというように活用すると良いでしょう。
商品情報
内容量 | 50g |
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定価価格 | 税込950円 |
肌タイプ | 乾燥肌、敏感肌 |
訴求成分
角質層に水分を取り込み、保つ | DPG グリセリン ヒアルロン酸Na BG 加水分解水添デンプン |
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水分の蒸発を防ぐ | オリーブ果実油 ポリクオタニウム-51 ホホバ種子油 メドウフォーム油 |
肌を柔らかくする | エチルヘキサン酸セチル |
血行を促進して肌を明るくする | トコフェロール |
皮膚の炎症を抑える | スベリヒユエキス アラントイン |
『無印良品 敏感肌シリーズ』の良いところ
これまで、各商品を使用した人の声を紹介してきました。ここでは、私自身が実際に使ってみて感じた良いところを紹介します。
コストパフォーマンスが高い
無印良品の敏感肌シリーズはほかのスキンケアブランドと比べてコストパフォーマンスが高いと感じました。
成分で比較すると他ブランドに劣る面もありますが、価格を考えれば十分なクオリティです。気軽にスキンケアに取り組みたい方にとってちょうど良いシリーズでしょう。
この価格帯であれば顔だけでなく、全身の保湿にも惜しみなく使えます。そういった使い方を考えても良いかもしれません。
導入化粧液をつけると浸透力が上がる
導入化粧液をつけたうえで化粧水をつけると、化粧水単体でつけたときよりも浸透力が上がる感覚があります。その違いは肌で感じるほど明白でした。
導入化粧液には、角質層への保湿成分の浸透を促進する「PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン」、肌を柔らかくする「オレイルアルコール」が配合されています。これらの成分によって化粧水が浸透しやすくなります。
スキンケアの肝は「保湿」です。常にうるおいを保つことで、肌の状態は改善していくでしょう。
『無印良品 敏感肌シリーズ』の気になるところ
続いて、無印良品の敏感肌シリーズで気になるところを紹介します。
肌のうるおいが丸1日はもたない
今回は高保湿タイプで揃えましたが、それでも肌のうるおいが丸1日続くわけではないと感じました。通常時だと半日程度、乾燥している日だと3時間程度で効果が薄れてしまいます。
リモートワークであれば小まめに保湿できますが、そうでない仕事をされている方も多いでしょう。自身のライフスタイルとの相性も考慮して、使用を検討してみてください。
高級かつ効果の高い成分があまり配合されていない
安価で手に入ることを持ち味としているため仕方ないですが、より高価格帯の化粧品に含まれるような高級成分はあまり配合されていません。
そのため、日頃からスキンケアに取り組んでいる方であれば、少し物足りなさを感じてしまうでしょう。
無印良品は「ハーバルシリーズ」「エイジングケアシリーズ」も提供しています。
これらのシリーズには高級で効果の高い成分が多く含まれているため、保湿成分が気になる方はそちらを使うことも検討してみてください。
『無印良品 敏感肌シリーズ』を使った人の口コミ
これまで、私自身が実際に使ってみて感じたことを踏まえて敏感肌シリーズの各商品を紹介しました。ここでは実際に使った人の口コミを紹介します。
マイルド洗顔フォームに対する口コミ
この価格でこれだけしっかりと汚れを落とせるなら大満足です。普段使い用にリピートします。
導入化粧液に対する口コミ
これがあるかないかで化粧水の浸透力が全然違います。乾燥肌には手放せません。
敏感肌用化粧水 高保湿タイプに対する口コミ
肌が荒れやすくどの化粧水を使っても肌が荒れていましたが、これだけは肌が荒れずにしっかりと保湿できました。
敏感肌用乳液 高保湿タイプに対する口コミ
少し伸びが悪いですが、つけた後はべたつくこともなく満足です。
敏感肌用 保湿クリームに対する口コミ
クリームは大抵べたつきを感じるのですが、これは感じませんでした。つけてすぐにさっぱりした感覚です。
『無印良品 敏感肌シリーズ』のまとめ
本記事では、無印良品 敏感肌シリーズを1ヶ月使ってみた感想と、成分の特徴をお伝えしました。
気になるところもいくつかあるものの、総じていえば満足度の高い化粧品です。
5つ揃えても総額5,000円以内と、コストパフォーマンスに特化しています。
これからスキンケアを始める方、コスパの良いスキンケアブランドを探している方におすすめです。導入化粧液だけ、化粧水だけという使い方もできるため、一度試しに使ってみてください。