化粧品レビュー

【成分解析】『キュレル 皮脂トラブルケア化粧水』の使用感と配合成分の特徴を解説

キュレル 皮脂トラブルケア化粧水
岩野 航平

肌荒れ・ニキビの改善で定評のあるキュレルは、皮脂トラブルケアシリーズを提供しています。
皮脂トラブルケアシリーズは泡洗顔料・化粧水・保湿ジェルを提供しており、シリーズ通して過剰皮脂が引き起こす肌荒れやニキビを防ぐ効果があるスキンケアブランドです。

ここで、私のプロフィールを紹介します。

  • コスメコンシェルジュ資格 保有
  • 男性におすすめの化粧品を紹介
  • 20代男性 乾燥肌

本記事では、キュレルの皮脂トラブルケア化粧水を1ヶ月使ってみた感想と、成分の特徴をお伝えします。

『キュレル 皮脂トラブルケア化粧水』とは

キュレル 皮脂トラブルケア 化粧水

キュレルの皮脂トラブルケア化粧水は、皮脂が多く分泌されるものの乾燥している方に向けて提供されている化粧水です。

過剰な皮脂分泌が引き起こす肌荒れやニキビを抑えるべく、抗炎症効果が認められている有効成分「アラントイン」を配合しています。
また、角質層にうるおいを与える保湿成分も多く配合しており、高い保湿力に定評があります。

有効成分

ニキビ・肌荒れを防ぐアラントイン

訴求成分

角質層に水分を取り込み、保つBG
グリセリン
POEメチルグルコシド
アルギニン
POE水添ヒマシ油
皮脂の分泌量を調整する10-ヒドロキシウンデカン酸
肌を引き締めるコハク酸
皮膚の炎症を防ぐユーカリエキス

商品情報

内容量150ml
定価価格税込1,980円
肌タイプ混合肌、脂性肌

注目成分

キュレルの皮脂トラブルケア化粧水は、皮脂悩みを抱えている方に寄り添った商品です。その秘訣は、配合されている成分にあります。
ここでは、キュレルの皮脂トラブルケア化粧水に含まれる成分のなかで注目したい成分について解説します。

アラントイン

アラントインは抗炎症作用があるとして、厚生労働省から認められている成分です。
アラントインが配合されていることで肌荒れやニキビの改善に作用すると判断され、キュレルの皮脂トラブルケア化粧水は医薬部外品として認可を得ています。

抗炎症効果ではグリチルリチン酸2Kにやや劣るものの、アラントインには細胞の増殖を促進する効果があります。

肌荒れは肌のバリア機能が壊れているときに起こりやすくなります。そのため、肌のバリア機能を修復することが、肌荒れの改善に繋がるのです。

細胞の増殖を促進してバリア機能を修復させるアラントインは、炎症を鎮めるだけでなく肌の自力を底上げする効果もあります

アルギニン

肌のバリア機能は、以下3つの要素によって構成されています。

  • 皮脂
  • 細胞間脂質
  • 天然保湿因子(NMF)

状態の良い角質層は、「アミノ酸」を主成分とする天然保湿因子が整列し、その間を「セラミド」を中心とした細胞間脂質が埋めています。そして、肌表面に皮脂膜が張られることで細胞間脂質と天然保湿因子を保護しているのです。

アルギニンはアミノ酸の一種であり、バリア機能の一要素であるNMFを構成します。NMFは水分を吸収して角質層に留める作用があり、乾燥肌の改善において重要な役割を担っています。

10-ヒドロキシウンデカン酸

10-ヒドロキシウンデカン酸には皮脂の過剰分泌を抑制する作用があり、水分と油分のバランスを整えます

皮脂が過剰に分泌していると、毛穴に皮脂が詰まって酸化し、アクネ菌のエサとなってニキビを引き起こします。そのため、ニキビが起こりにくくするには、皮脂分泌量を適量に抑えることが必要です。

キュレルの皮脂トラブルケア化粧水は10-ヒドロキシウンデカン酸を配合することで、ニキビの抑制に働きかけています。

『キュレル 皮脂トラブルケア化粧水』に対する個人的評価

キュレルの皮脂トラブルケア化粧水を1ヶ月使ってみた感想をもとに、5つの項目で評価しました。

  • 保湿力
    5
  • 手頃さ
    4
  • 肌荒れしづらさ
    5
  • べたつきづらさ
    5
  • 浸透力
    5

化粧水で重要な保湿力・浸透力・肌荒れしづらさ・コストパフォーマンスのどれをとっても大満足でした。今まで使った化粧水のなかでも指折りの一品です。

肌に馴染みやすい成分を使っているため、付けてすぐにスッと馴染みます。少量で角質層の隅々までうるおうため、乾燥肌でも適量付けるだけで満足できます。

花王社が推奨している1回3〜4プッシュで使い続ければ、2〜3ヶ月使い続けられるでしょう。高いクオリティながら手に取りやすい価格に収まっていて、万人におすすめできる化粧水です。

『キュレル 皮脂トラブルケア化粧水』の良いところ

製品の有効性・安全性等の審査を通過している

キュレルは皮脂トラブルケアシリーズに限らず、ブランド全体を通して医薬部外品として提供されています

医薬部外品として販売するには、製品の有効性と安全性について、厚生労働省による審査を受けることが必要です。審査には半年〜1年かかり、一般化粧品以上に時間をかけて販売の準備を進めています。

数多くの化粧品が販売されているなかで、医薬部外品として提供されているキュレルは一定の信頼があるといえるでしょう。

抗炎症成分を配合している

皮脂トラブルケア化粧水はアラントインという抗炎症成分を配合しており、肌荒れを防ぐ効果があります。

皮脂が過剰に分泌されているのに乾燥するという方は、肌荒れを起こしやすくなっていることが多いでしょう。抗炎症成分を配合している皮脂トラブルケア化粧水を普段から使っておくと、肌荒れを起こしにくくすることが期待できます。

化粧水単体でもある程度うるおいを保てる

皮脂トラブルケアシリーズは化粧水に加えて保湿ジェルも提供されていますが、化粧水単体でもある程度うるおいを保つ力があると感じました。

皮脂トラブルケア化粧水はBGやグリセリン、アルギニンのように角質層に水分を取り込む保湿成分だけでなく、POEメチルグルコシドやPOE水添ヒマシ油など、皮膚表面に皮膜を形成する成分も配合しています。
水分を取り込み、皮膜で蓋をするという2つの役割を担っていることで、化粧水単体でもある程度うるおいを保つことができます。
(化粧水だけでも十分ということではありません)

ジェルが苦手でできる限り化粧水のみで保湿したいという方におすすめです。

『キュレル 皮脂トラブルケア化粧水』を使った人の口コミ

これまでは私が1ヶ月間皮脂トラブルケア化粧水を使った感想と成分の特徴をお伝えしてきました。
ここでは、皮脂トラブルケア化粧水を使った人から寄せられている口コミを紹介します。

キュレルの皮脂トラブルケア化粧水を使ってから、皮脂分泌が少し収まったように感じました。

利用者
利用者

ニキビや肌の乾燥に悩んでいましたが、皮脂トラブルケア化粧水は浸透も良く、肌トラブルが減りました。

利用者
利用者

色々な化粧水を試したが、キュレルの皮脂トラブルケア化粧水がヒリヒリしないから愛用しています。

利用者
利用者

『キュレル 皮脂トラブルケア化粧水』のまとめ

今回はキュレルの皮脂トラブルケア化粧水を紹介しました。

日本人男性の多くは脂性肌・混合肌と言われており、皮脂分泌量の抑制は多くの方にとって重要です。
キュレルは肌悩み別にシリーズを分けて提供していますが、皮脂トラブルケアシリーズは多くの方に求められています。

「皮脂が多く、テカリが気になる」
「皮脂が多く、ニキビができやすい」

こういった悩みを持っている方は、キュレルの皮脂トラブルケア化粧水を一度試してみてください。

Profile
こうへい
こうへい
コスメコンシェルジュ

会社員として働きながら、メンズスキンケアの情報を発信しています。
肌が変わればオトコは変わる。そう考え、『おとこのスキンケア』を立ち上げました。

2022年6月 コスメコンシェルジュ資格取得

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