化粧品レビュー

【成分解析】『オルビスミスター 保湿液』の使用感と配合成分の特徴を解説

オルビスミスター(Orbis Mr.) 保湿液
岩野 航平

メンズスキンケアは基本的に、「洗顔・化粧水・乳液」の3ステップでおこないます。
しかし、オルビスミスターは乳液ではなく、保湿液で保湿成分を閉じ込めます

オルビスミスターの保湿液は乳液で起こりがちなベタつきがなく、長時間うるおいを閉じ込めます。テカリやべたつきが気になる男性に特におすすめです。

ここで、私のプロフィールを紹介します。

  • コスメコンシェルジュ資格 保有
  • 男性におすすめの化粧品を紹介
  • 20代男性 乾燥肌

本記事では、オルビスミスターの保湿液を1ヶ月使ってみて感じたことと、成分の特徴をお伝えします。

※本記事はオルビスミスターのPRを目的として作成しています。

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『オルビスミスター 保湿液』とは

ORBIS Mr.(オルビスミスター) モイスチャー(保湿液)

オルビスミスターは、「乾燥×過剰皮脂」になりやすい男性の肌に合わせて開発されています。
洗顔料・化粧水・保湿液と3ステップで展開されており、保湿液は化粧水で取り込んだ保湿成分を肌に閉じ込める役割を担っています。

オルビスミスターの保湿液は、オルビスミスターの化粧水と馴染みやすいのが特徴です。保湿成分を肌に閉じ込めて、うるおいを長持ちさせることができます。

通常版

内容量50g
定価価格税込2,420円
肌タイプ全肌タイプ

7日間お試しセット

内容量洗顔料:14g
化粧水:19ml
保湿液:9g
定価価格税込1,320円
(公式サイトで購入すると初回限定 税込980円)
肌タイプ全肌タイプ

訴求成分

ハリと明るさのある肌をつくる保湿成分イソステアリルアスコルビルリン酸2Na
プランクトンエキス
ハス花エキス
乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液
アルギニン
うるおいのバランスを整える成分ワイルドタイムエキス
オタネニンジン根エキス
マヨラナ葉エキス
加水分解オリーブ葉エキス
イノシトール
ポリグルタミン酸
ハリとうるおいを与える保湿成分加水分解ヒアルロン酸
加水分解コラーゲン
保湿成分を肌に閉じ込める成分(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
カルボマー
キサンタンガム

CISブースター

CISブースターとは、肌にうるおいを与え、ハリと明るさのある肌を目指す複合保湿成分のことです。
以下6つの成分をナノカプセル化し、角質層まで浸透させています。

  • イソステアリルアスコルビルリン酸2Na:ビタミンC誘導効果
  • プランクトンエキス:コルチゾール(肌を老化させるホルモン)の活性抑制効果
  • ハス花エキス:メラニンの生成抑制効果
  • 乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液:肌を柔らかくする効果
  • アルギニン:保湿効果、シワ・たるみ抑制効果
  • スフィンゴモナス培養エキス:高い保湿効果

なかでも注目したいのが、「イソステアリルアスコルビルリン酸2Na」と「スフィンゴモナス培養エキス」。

イソステアリルアスコルビルリン酸2NaはビタミンC誘導体にあたり、メラニン色素の生成抑制効果や、ニキビの原因になる活性酸素を除去する効果があります。

イソステアリルアスコルビルリン酸2Naの効果
『イソステアリルアスコルビルリン酸2Naの基本情報・配合目的・安全性|化粧品成分オンライン』を参考に作成
https://cosmetic-ingredients.org/skin-lightening-agents/20503/

スフィンゴモナス培養エキスは、角質層にある細胞間脂質の主成分であるセラミドの類似成分です。

セラミドの効果
『研究結果レポート セラミド|ニップンの研究開発』を参考に作成
https://www.nippn.co.jp/BrandB/rd/report/ceramide.html

セラミドはもともと角質層にある成分ですが、年齢とともに徐々に減少していきます。
セラミドが減少することで肌が乾燥し、肌が乾燥することで老化が進んでしまいます。

みずみずしい肌を守るうえで欠かせないセラミドを、オルビスミスターの保湿液で肌に取り込むことができます。

ファインスパイラルエッセンスEX

オルビスミスターは以下6つの成分をまとめて、「ファインスパイラルエッセンスEX」と定義しています。

  • ワイルドタイムエキス:角質層にうるおいを与える効果(混合することで効果発揮)
  • オタネニンジン根エキス:角質層にうるおいを与える効果(混合することで効果発揮)
  • マヨラナ葉エキス:角質層にうるおいを与える効果(混合することで効果発揮)
  • 加水分解オリーブ葉エキス:皮膚の炎症を抑える効果
  • イノシトール:皮脂分泌量を正常化する効果
  • ポリグルタミン酸:肌表面に膜を張り、角質層のうるおいを閉じ込める効果

ファインスパイラルエッセンスEXとは、うるおいのバランスを整え、健やかな肌をサポートする保湿成分のことです。

なかでも注目したいのが、「加水分解オリーブ葉エキス」と「イノシトール」。

オリーブ葉エキスは、皮膚の炎症を抑える効果があります。

皮膚が炎症を起こすまで、体内では幾重もの複雑な工程があります。
その一部である「肥満細胞からヒスタミンが遊離する(離れて単独の物質になること)」という工程を抑制する効果があるのです。
その効果は、抗炎症成分としてよく用いられる「グリチルリチン酸2K」の約7倍に上ると言われています。
(※グリチルリチン酸2Kよりも抗炎症効果が高いことを示すものではありません)

オリーブ葉エキスの効果
『オリーブ葉エキスとは…成分効果と毒性を解説|化粧品成分オンライン』を参考に作成
https://cosmetic-ingredients.org/anti-inflammatory/オリーブ葉エキスの成分効果と毒性/

保湿液はオリーブ葉エキスを配合することで、皮膚の炎症を抑えています。

イノシトールは、皮脂分泌量を正常化する成分です。
過剰な皮脂分泌を抑制するだけでなく、皮脂が足りない場合には分泌を抑制します。

築野食品工業社の調査によると、乾燥肌・脂性肌の方がそれぞれ1%のイノシトールを含んだ化粧水を使用し続けた場合、6週間後には皮脂分泌量が近似するという結果になったようです。

イノシトールの効果
『米ぬか由来の成分のご紹介 成分1 イノシトール|TSUNO』を参考に作成
https://www.riceutical.com/about/ingredients/

加水分解ヒアルロン酸

加水分解ヒアルロン酸とは、ヒアルロン酸を酸や酵素などで加水分解したものです。
一般的なヒアルロン酸と比べて分子量が低いことから、角質層へ浸透しやすいという特徴があります。

加水分解ヒアルロン酸には、角質層の水分量を増加させる保湿効果があります。
乾燥しやすいオトコの肌に適した成分の1つです。

加水分解コラーゲン

加水分解コラーゲンも加水分解ヒアルロン酸と同様に、分解することで分子量を下げている成分です。
分子量が下がることで角質層へ浸透しやすくなり、表皮から角質層にかけて保湿作用を発揮します

化粧品成分オンラインによると、約2gのコラーゲンと約2gの水を乾燥室に22時間放置した場合、コラーゲンは水と比べて約5倍、水分量を保持していたようです。

コラーゲンの効果
『加水分解コラーゲンの基本情報・配合目的・安全性|化粧品成分オンライン』を参考に作成
https://cosmetic-ingredients.org/humectant/1246/

ハイブリッドフィックスバリア

オルビスミスターでは、「保湿成分を肌に閉じ込めながら、ローションとのなじみ感を高める成分」のことをハイブリットフィックスバリアと呼んでいます。

オルビスミスターの保湿液にはハイブリットフィックスバリア成分として、以下の3つが配合されています。

  • (アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー:乳化(水分と油分を混ぜ合わせること)
  • カルボマー:増粘効果
  • キサンタンガム:増粘効果

(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーは、油分と水分が分離しないように混ぜ合わせる役割を担っています。
これにより、肌表面に残る油分が角質層の保湿成分を閉じ込め、肌のうるおいを守ります

また、カルボマーとキサンタンガムで粘り気を高めていることで、伸びが良く少量でも顔全体に塗れる保湿液になっています。

『オルビスミスター 保湿液』に対する個人的評価

オルビスミスターの保湿液を使ってみたうえで、5つの項目で評価してみました。

  • 保湿力
    5
  • 手頃さ
    3.5
  • 肌荒れしづらさ
    5
  • べたつきづらさ
    5
  • 伸び
    4.5

オルビスミスターの保湿液は、どの角度から見ても非常に満足度の高い商品でした。

1プッシュはごく少量ながら、顔全体をうるおす力があります。
保湿液は乳液よりも油分が少ないため、べたつく感覚がありません。つけてすぐ肌になじみ、一日中うるおいが続きます

決して低価格の商品ではありませんが、1回の使用量が少量のため、1本で3ヶ月程度持ちます。ひと月あたり800円程度で、そこまで負担に感じることもないのではないでしょうか。

『オルビスミスター 保湿液』の良いところ

ここでは、オルビスミスター 保湿液を使ってみて感じた良いところを詳しくお伝えします。

ごく少量で一日中うるおいが続く

オルビスミスターの保湿液は、ごく少量つけるだけで一日中うるおいが続きます。

購入前は、50gで税込2,420円という価格設定に「割高なのでは?」と感じていました。
他社ブランドの乳液は100〜150g 税込2,000円程度で提供されていることが多く、オルビスミスターの保湿液はかなり高額な印象を持ちます。

しかし実際に使ってみると、そんな不安は杞憂でした。
1プッシュはごく少量でありながら、顔全体になじみ、うるおいを閉じ込めます。また、その効果は一日中続きます。

1本50gと少量ながら、3ヶ月程度使えるようになっています。
購入前は「割高かも」と感じるかもしれませんが、心配はいらないでしょう。

べたつかない

オルビスミスターの保湿液は乳液でないため、べたつく感覚がまったくありません

保湿液の明確な定義は存在しませんが、一般的に化粧水と乳液の中間にあたる化粧品とされています。そのため、乳液よりも油分が少ないのが特徴です。

脂っぽくなりやすい男性のなかには、乳液のべたつく感覚を苦手に思う方もいるでしょう。オルビスミスターの保湿液は、そんな悩みにも対応しています。
水分と油分のバランスを整えるイノシトールも含まれているため、過剰に皮脂が分泌されるのを抑制することもできます

べたつきが気になる男性には特におすすめの化粧品です。

『オルビスミスター 保湿液』を使った人の口コミ

これまで、私自身が実際に使ってみて感じたことをお伝えしてきました。
ここでは、オルビスミスターの保湿液を使用した人に寄せられている口コミを紹介します。

乳白色で濃密な保湿液。少量ながら効果抜群でした。

利用者
利用者

体温で溶け、ほどよく伸びます。無香料のため嫌な香りがしないのも良い。
洗顔料・化粧水・保湿液をセットで使うのがおすすめです。

利用者
利用者

脂性肌の私でも、オルビスミスターの保湿液をつけるとテカリが収まりました。

利用者
利用者

7日間お試しセットは公式サイトで購入するとお得

オルビスミスターははじめての方に向けて、7日間お試しセットを提供しています。

私自身実際に使ってみて、オルビスミスターはかなり万人受けするスキンケアブランドだと感じました。ただ、どんなブランドでも肌との相性があります。
少量で試してみて、気に入れば定期購入するというのがおすすめです。

オルビスミスターの7日間お試しセットは税込1,320円で提供されていますが、公式サイトなら初回限定 税込980円で購入できます。
その後定期購入する場合、無期限で1割引きとなります。

オルビスミスターが気になる方は、まずは7日間お試しセットを手に取ってみてください。

7日間お試しセット

内容量洗顔料:14g
化粧水:19ml
保湿液:9g
定価価格税込1,320円
(公式サイトで購入すると初回限定 税込980円)
肌タイプ全肌タイプ

『オルビスミスター 保湿液』のまとめ

今回は、オルビスミスターの保湿液を1ヶ月使ってみた感想をお伝えしました。
元々評判の良い商品ですが、実際に使ってみても品質の高さを肌で感じます。すべての男性におすすめです。

肌が変わればオトコは変わります。
オルビスミスターで本格的なスキンケアに取り組んでみてください。

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こうへい
こうへい
コスメコンシェルジュ

会社員として働きながら、メンズスキンケアの情報を発信しています。
肌が変わればオトコは変わる。そう考え、『おとこのスキンケア』を立ち上げました。

2022年6月 コスメコンシェルジュ資格取得

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